鬼滅の刃、リモート収録……65歳さんまが第一線で戦える理由
さんまは50歳をすぎても安定した人気を保った。55歳になっていた2011年3月には『恋のから騒ぎ』が17年半で終了したとはいえ、『さんまのまんま』『からくりTV』『さんま御殿』はなおも続いた。2009年には、さまざまな研究者・評論家を集めてさんまとトークを繰り広げる『ホンマでっか!?TV』がフジテレビの深夜枠でスタート、翌年にはゴールデンタイムに昇格している。地上波テレビの完全デジタル化移行を目前にしたこのころ、若い世代を中心に視聴者のテレビ離れもささやかれていたが、『ほんまでっか!?TV』は2011年に入ってから平均視聴率15%を記録する健闘ぶりを示す。
2014年には『からくりTV』が終了し、『さんまのまんま』も
このコロナ禍にあってバラエティ番組も総集編やリモート収録でしのぐなか、さんまはほかの出演者がリモート出演になっても必ずスタジオで収録にのぞんだという。あるテレビ局関係者は、《さんまさんがスタジオにいる安心感から、慣れないリモート収録が成り立っているという部分は大いにありますよ》とコメントした(※7)。
以前から後輩芸人への対抗心を隠さず、彼らの好きなマンガやアニメのチェ
※1 『日経エンタテインメント!』2000年7月号
※2 『週刊明星』1980年10月5日号
※3 『JUNON』1990年6月号
※4 『週刊文春』1990年8月2日号
※5 「sanspo.com」2016年1月11日配信
※6 『レプリーク』2000年9月号
※7 「文春オンライン」2020年5月27日配信