「自由な校風」明治大出身の井上真央、北川景子
続いて、明治大を見てみよう。
1960年代、日活映画でアクションや恋愛映画のヒロイン役として「日活3人娘」の吉永小百合、松原智恵子、和泉雅子が活躍している。このうち松原は明治大文学部二部に籍をおきながら、映画のロケで全国を飛びまわっていた。在学中、ブロマイド売り上げ女優部門1位を続けていた。
田中裕子は明治大在学中で文学座に在籍している。朝ドラの『マー姉ちゃん』『おしん』に出演した。『おしん』から約30年後、2011年、朝ドラのヒロインとなった井上真央は4歳で劇団東俳に入り、小中学生のころからドラマに出演していた。
2005年に明治大に入ると、ドラマ、映画の『花より男子』に出演する。井上は学生時代をこうふり返る。
「憧れていた『大学生活』が実現できたことですかね。よくある、大講堂のいちばん上で講義を聞いているあの感じとか(笑)、食堂に友達みんなで行って学食を食べるとか、そういう大学生らしい生活ができたことは楽しかったですね。学食に行ったあと、次の時間に授業がないと屋上に行ってのんびりしたり、授業の合間にカラオケに行ったり。それで、『間に合わない!』って走って学校に帰ったり(笑)……」――『マイナビ学生の窓口』2017年11月8日
北川景子は高校時代にスカウトされてモデル、女優として活躍する。2005年、明治大に入学した。この年、映画デビューを果たす。在学中、明治大のパンフレットに登場し、こう綴っている。「この大学の魅力をひとことで言うと『自由な校風』です。商学部では広告・宣伝などの分野を広く学べる点が今の職業に多く関わるのでとても役立っています」――2009年度版
山本美月は高校時代、「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを獲得して、ファッション誌『CanCam』の表紙を飾った。2010年、明治大に進む。『ドクターX~外科医・大門未知子』など人気ドラマに出演している。学生時代をこうふり返る。「大学に通うことが仕事の息抜きみたいになっていましたね。友達とみんなで一緒に勉強したり、放課後にごはんを食べたり……楽しかったです。でも、テストは本当に大変で、みんなで協力しあって先輩から過去問を集めたり、授業のプリントをとっておいてもらったりしました」――『マイナビ学生の窓口』2018年5月21日
<#2では、ミュージシャンとして活躍する女性たちの学生時代を振り返ります。>
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