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大勢の参加者が密集し、大声を上げてらんちき騒ぎ
そして、これらのイベントを主催したとみられているのが、冒頭で紹介した米国人男性なのである。
「イベントは6月13日に普天間飛行場に近い県中部の中城村、米国の独立記念日の7月4日には米海軍の港湾施設『ホワイト・ビーチ』を抱えるうるま市でそれぞれ開かれました。事前告知のためのフライヤーには『ビーチバーベキュー』などと銘打たれていましたが、大音量のダンスミュージックが流れる屋外でのクラブイベントのような形で数百人が参加しました」(県政関係者)
イベント参加者がSNSにイベント当日の様子を映した動画を投稿しているが、そこには大勢の参加者が密集し、大声を上げてらんちき騒ぎを繰り広げる様子が映し出されている。
米軍は、このイベントに参加した米軍関係者から多数の感染者が出ていることから、「三密」状態だったイベントがクラスターの発生源となった可能性が高いとみているという。
近隣住民から騒音被害が訴え出られたことも
イベントには米軍関係者のほかに日本人の参加者もいたとみられる。基地外にウイルスが拡散する危険もあったわけだが、イベントにからんでトラブルも続出していたという。
「7月4日にうるま市で開かれたイベントでは海沿いの埋め立て地にある公園で開かれました。イベントを行う場合には公園の管理事務所に届出が必要ですが、そうした手続きは取られていませんでした。イベントは日中から夜にかけて6時間ほど実施され、その間に近隣住民から騒音被害が訴え出られたこともありました。6月13日の中城村のイベントは、商業施設の近くで行われましたが、イベント参加者が出した大量のゴミが放置されていて、施設管理者から強く注意を受けたそうです」(地元の基地関係者)