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 奥様も、正面切って攻撃するのは爽快かもしれませんが、あまり良い手ではないのです。相手を尊重しながら自らの主張を伝える「アサーション(自己主張)」という方法では、不満やネガティブな感情を伝えるときの主語を「私は」にします。

 この場合は、「あなたはなぜ出かけるのか」ではなく、「私はあなたに出かけられてしまうと悲しくて、心配だ」と言うのです。このほうが「出かけないでほしい」という気持ちがよく伝わるはずです。出かけさせない、という目的も果たしやすくなるのではないでしょうか。

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 言葉の使い方ひとつですが、ずいぶん印象が変わります。達人になると、相手をいいように動かすこともできるようになります。今は言葉の使い方を練習するときと割り切って、工夫する楽しみを存分に味わってください。

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text:Atsuko Komine