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奥様も、正面切って攻撃するのは爽快かもしれませんが、あまり良い手ではないのです。相手を尊重しながら自らの主張を伝える「アサーション(自己主張)」という方法では、不満やネガティブな感情を伝えるときの主語を「私は」にします。
この場合は、「あなたはなぜ出かけるのか」ではなく、「私はあなたに出かけられてしまうと悲しくて、心配だ」と言うのです。このほうが「出かけないでほしい」という気持ちがよく伝わるはずです。出かけさせない、という目的も果たしやすくなるのではないでしょうか。
言葉の使い方ひとつですが、ずいぶん印象が変わります。達人になると、相手をいいように動かすこともできるようになります。今は言葉の使い方を練習するときと割り切って、工夫する楽しみを存分に味わってください。
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text:Atsuko Komine
出典元
【週刊文春WOMAN 目次】特集 コロナ禍を生きる/新しい地図/ジェーン・スー×中野信子×磯田道史/太田光 コロナ禍のお笑い、ラジオ論/森友自殺職員妻 裁判開始へ
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2020年6月22日 発売
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