狩野英孝のゲーム配信(ゲームをプレイする生放送)がバズっている。
YouTubeチャンネル「狩野英孝【公式チャンネル】EIKO!GO!!」の登録者数は37万人を超え(2020年7月21日時点)、ゲーム配信動画には1万人を超える視聴者が集まる。テレビでひっぱりだこの芸人狩野が更なる飛躍の場所をYouTubeに見出した。
狩野の真骨頂はリアクションだ。
1人のプレイヤーが“キラー”、他のプレイヤーが“サバイバー”になって鬼ごっこを繰り広げるサバイバルゲーム「デッドバイデイライト」の配信では、ゲームの展開に右往左往しながら、驚き、慄き、独特のセンスでリアクションを繰り広げる。
バラエティー番組のひな壇や街ブラから、霧が立ち込める山小屋での命がけの鬼ごっこへと舞台がかわっても、底抜けに明るい狩野のキャラクターは健在である。
ゲーム配信に活路を見出す芸人たち
コロナ禍によって多くの芸人がテレビ・イベントの仕事を失った。自宅待機を余儀なくされた芸人たちは、“おうちコンテンツ”の制作に熱意を注ぎはじめた。なかでもゲーム配信は人気だ。
ゲーム配信はテレビ番組のロケと同じようなものである。説明しよう。
ロケは、与えられたさまざまなシチュエーションに出演者がボケたり、ツッコんだり、リアクションをしたりして、視聴者を楽しませる。ゲーム配信も同じで、ゲームの世界で起こるさまざまな出来事にボケたり、ツッコんだり、リアクションをしたりすることで、コンテンツを作り上げていく。
「ゲーム配信は芸人に向いている」とふんだ芸能事務所は新しいジャンルの仕事への口利きを始めた。吉本興業は動画配信サービス「Mildom」と提携し、所属芸人が日替わりでゲーム配信を行う「吉本自宅ゲーム部」を開始。ほかにも、“おうちコンテンツ”のためにYouTubeチャンネルを開設した芸人たちがこぞってゲーム配信に参入している。
そのなかで頭角を現してきたのが狩野だ。