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顔立ちではなく投球が「都立のダルビッシュ」だったと証明してくれる

 やや出遅れたのを巻き返しにかかるオリックス。山岡の復帰でローテは再編される事だろう。右投手である鈴木にとって、山本由伸、それに山岡泰輔はそう簡単に越えられる存在ではないのかもしれない。左の田嶋大樹も現在、防御率リーグトップの好投を見せておりここまでは当確。イニングを消化出来るという点ではアルバースも当確だろうか。プレミア12ベストナインの張奕、「リアル・ハーフ野球選手」榊原翼、ここからのローテーション候補の面々を見るに、何かを掴んだとは言え鈴木もまだ今の成績では簡単にはローテメンバーに残る事は出来ないのかもしれない。

 しかし、そこは都立高校を東東京大会ベスト8にまで導いた「都立の星」。顔立ちではなく投球が「都立のダルビッシュ」だったときっと証明してくれるはずだ。プエルトリコで掴んだ何かをここで全て解き放って欲しい。但し、今年のT-岡田を見るに「プエルトリコで掴んだ何か」は余り持続性は期待できないのかもしれないが……。

 それにしても我らがオリックス・バファローズ。こと投手陣に関しては、もはや浪漫枠が浪漫枠で無くなった素晴らしい編成だと思うのだが。

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