Q 豪雨災害、避難のタイミングは?

 熊本県を中心とした豪雨災害で、死者数は熊本地震の直接死50人を大きく上回りました。7月4日、夜明け前の豪雨によって、建物への浸水や土砂崩れなどが起こり、命を落とした人も多かったようです。避難のタイミングについてはどのようなことを心掛けておくべきですか?(30代・女性・会社員)

川を眼前に臨む熊本県球磨村の住宅地は、津波に遭ったように吹き飛ばされた ©吉田暁史

A ハザードマップを確認することです。

 深夜に豪雨が降って避難指示が出ても、就寝していて気づかないことが多いですね。どうしても避難が遅れがちになります。行政が早く避難指示を出せばいいのですが、明るい時間帯に大雨になっていない場合、どうしても避難指示を出すかどうか逡巡しがちです。

 日頃から気をつけることは、まずあなたがお住いの場所のハザードマップを確認することです。お住いの場所を管轄する市区町村の役所にハザードマップがあります。役所のウェブサイトで見られるようになっているところも増えてきました。もしハザードマップで自宅が浸水危険地帯だと確認できたら、役所の避難指示を待たずに、明るいうちに早めに避難することです。たとえ空振りになってもいいではありませんか。「指示される前に早めの避難」です。

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