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2020/08/29

野田聖子 ★3.3 「きっぷのよさは候補者の中で突出」

 私の考える「ポスト安倍レース」に求められるものは、安倍政権とは違った自分の政策を貫いて、政局の闘争に打って出ることです。しかし、いま名前が挙がっている代表的な候補者は、いってみればみんな「ヘタレ」で、安倍長期政権の間、ろくに政治的な勝負を仕掛けることができなかった面々ばかりです。

野田聖子氏 ©文藝春秋

 その点、野田聖子さんは、2015年、2018年の総裁選挙でも、安倍首相と勝負しようと立候補を目指しました。2015年の総裁選では野田さん以外に立候補を目指す人さえおらず、石破さんに至っては「総裁選には出たくないけど、存在感は示したい」といわんばかりに、安倍総裁が決まった翌日に、自分の派閥結成を表明するという「ヘタレ」ぶりでした。結果的にこの年の総裁選で、野田さんは推薦人を集められず、押しつぶされた格好でしたが、その「きっぷのよさ」は、頼りない男性候補者たちの中では突出しています。

 旦那さんについてのゴシップもありましたが、お子さんのことで色々苦労されていて、安倍政権の誰よりも弱者側に一歩入った経験をしているのも強みです。最近は存在感が薄いものの、仮に勝ち目がなくても自ら先頭に立って引っ張っていこうとする姿勢は、いまの政治状況に求められていると思います。

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