昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

【「わたナギ」最終回】“ハイスぺ男子”瀬戸康史はなぜ失恋ばかりの”残念イケメン“なのか

賀来賢人、三浦翔平……ドラマのフラれ役は現実では幸せになれる?

2020/09/01

一見すると理想的。だからこそ物足りない

 瀬戸は一見すると恋の相手として理想的かつ、親に紹介すれば大喜びしそうなルックスだ。きれいな肌や、口角が綺麗に左右対称に上がる邪気の無い笑顔、育ちの良さそうな姿勢の良さ、礼儀正しさを感じさせる身のこなし。スーツも非常によく似合う。

 しかし完璧すぎるゆえに恋愛の相手としては物足りない。恋愛ドラマのヒーローは、周囲からちょっと反対されるような影のあるタイプや、自分の思い通りにならなそうな相手でないと盛り上がらないものだ。そういう意味においては「ロンバケ」の木村拓哉と「わたナギ」の大森南朋には共通点があるのかもしれない。

 瀬戸のような誰が見ても素敵な王子様よりも、最初は恋愛対象にすら入っていなかった家事に勤しむ”おじさん”と徐々に恋に落ちていく方が、紆余曲折するので恋愛ドラマとしては盛り上がる。瀬戸は最初から完璧すぎるゆえに、恋が成就しない当て馬役が似合ってしまうのだ。

私生活では女優の山本美月と結婚

 

 ちなみに瀬戸自身は、私生活では女優の山本美月(29)との結婚を発表したばかりである。2人が共演した「パーフェクワールド」(フジテレビ系・2019年)でも、瀬戸は川奈つぐみ(山本美月)にフラれる幼馴染役だった。

 そういえば、「Nのために」(TBS系・2014年)ではヒロインを演じた榮倉奈々(32)とフラれ役を演じた賀来賢人(31)がリアルでは結婚。「好きな人がいること」(フジテレビ系・2016年)でも、主演の桐谷美玲(30)とフラれ役の三浦翔平(32)が結婚した。当て馬役を演じられるということは、その俳優がそれだけ魅力的であるということの証左だろう。

賀来賢人 ©文藝春秋

 賀来賢人はコメディー俳優として新たな道を進み始めたが、恋愛ドラマに当て馬役は必要不可欠。そして瀬戸康史ほど当て馬にハマる魅力的な俳優はほかにはなかなかいない。彼にはぜひ当て馬役を極めていってほしい。

この記事の写真(11枚)

+全表示

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー