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「オイ。いい加減にしろよ」結成25周年のV6「学校へ行こう!」で生徒と喧嘩する“カミセン”を黙らせた伝説の男

「オイ。いい加減にしろよ」結成25周年のV6「学校へ行こう!」で生徒と喧嘩する“カミセン”を黙らせた伝説の男

2020/09/05
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静かな声で「オイ。そろそろ、いい加減にしろよ」

「番組ではV6が学校を訪れてロケをすることも多かったのですが、カミセン人気が絶大だったこともあり、興奮した生徒とのトラブルは付きものでした。訪問先の学校でヤンチャな生徒に同世代のカミセンの森田や三宅が挑発されがちで。スタッフがちょっと目を離すと、直に言い合ったりしていたものです。急いでADがあいだに入って引き離そうとしてもダメ。でもそんなときに頼りになったのがトニセンでした。

 真っ先に『やめろやめろ』と止めてくれるのが坂本くんか井ノ原くん。長野くんは最後の最後に、静かな声で『オイ。そろそろ、いい加減にしろよ』と言う。それがいちばん怖かったですね(笑)。カミセンもお兄さんチームの言うことはなんだかんだ言ってもちゃんと聞いていましたよ」

2019年6月にリリースされたシングル「ある日願いが叶ったんだ/ALL For You」

 まだまだ子供っぽいカミセンチームを見守るお兄さん的なトニセンチームのコンビネーションが功を奏したのだろう。「頼りになった」というトニセンだが、元々は違う名で呼ばれていた。

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「グループ結成当初、まずスター性が高く華のある森田くん、三宅くん、岡田くんをカミセンと名付けて事務所が3人セットで売り出したんです。一方、坂本くんや長野くん、井ノ原くんはなし崩し的に『アダルト』と呼ばれていました。当時のファンも最初は『カミセン担』『アダルト担』と自称していました。それがいつの頃からか、『アダルト』が『トニセン』と呼ばれるようになった。年長組が『自分たちにも名前をつけてほしい』と故・ジャニー喜多川氏に直談判したようです」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

結婚も微笑ましく受け止められる

 V6の仲が円満なのには、他の理由もある。

「他のグループとの違いは、順調に妻帯者が増えていること。先陣をきったのは2007年に女優・瀬戸朝香さんと結婚した井ノ原くんでした。10代のときの共演がきっかけで知り合い、長い時間を経て結婚に至ったのですが、ふたり並んで結婚会見を行うのはジャニーズにしては珍しくて芸能マスコミからも非常に微笑ましく受け止められました」(同前)

 2016年には長野博が女優・白石美帆との結婚を発表。井ノ原も長野もいまは2児の父だ。翌2017年には、岡田准一が女優・宮﨑あおいと結婚。こちらはまもなく2歳になる子どもがいるし、さらに翌2018年には森田剛が女優・宮沢りえとの結婚を発表した。