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——事件について思い当たる原因はありますか?

「中途半端なことを私が言ってしまうことで、被害者の方、関係者の方が傷つく気がして、歪められてとられてしまうのではないかと……。私も怖くてテレビの報道は見られていないんですけれど、周囲の人から、『こういう報道がでている』と連絡をもらって、ネットの記事を見て。息子が悪いので、息子について言われるのは当たり前で、仕方がないです。報道されるにつれ、女の子とご家族に対して、傷口に塩を塗るようなことになると考えると簡単には言えないです」

大竹容疑者が少女を泊めていた葛飾区の自宅 ©文藝春秋

——晃史容疑者に言いたいことは。

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「……そのうち私も面会すると思うので、それはその時までに、何をどういうべきか考えます。今は何をどう言っていいのか、ちょっとわからない」

——晃史容疑者はもともとゲーム好きだった?

「幼い頃はリビングでテレビゲームなんかをしていましたけど、ある程度の年齢になってからはパソコンのゲームをしていたのは知っています」

——晃史容疑者は結婚していますか?

「ごめんなさい。肯定も否定もできないです。何よりも女の子の方が大変だと思うので。他の人たちに迷惑がかかってしまうのが申し訳ないので、中途半端なことは何も言えないです」

社会常識から外れるようなことをやってしまうのではと……

——晃史容疑者については、お母さまが一番よくご存知だと思いますが、どんな性格でしょうか。

「今まで年の離れた子に対する事件や児童誘拐などのニュースを見て、いつもハラハラしていたけど、解決方法がなかった。年の離れた女の子を誘拐するような、そういうことが起こるのは想像していなかったです。感情のコントロールがうまくできなかったり、コミュニケーションがうまくとれなかったりするようなことがあると、いわゆる社会常識から外れるようなことをやってしまうのでは、というハラハラ感がありました。

 ネットで調べたり、勉強して専門のところに相談もしました。でも、結論としては、何もなくて。(興味の)対象が子供とかではなくて、発達障害の傾向が今までの言動の中にありました。誰にでも(性格の)凸凹はあると思いますが、その凸凹の激しい部分が見えて、社会常識と外れるようなことをやってしまうのではと思っていた。でも解決にはつながらなかった」