昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

《横浜9歳女児オンラインゲーム誘拐》容疑者実母が告白60分「児童誘拐ニュースを見て、いつもハラハラしていた」

genre : ニュース, 社会

 神奈川県横浜市青葉区に住む小学4年生の女児(9)を2日半に渡り車で連れ回したとして、9月5日未明に未成年誘拐の疑いで現行犯逮捕された東京・葛飾区在住で無職の大竹晃史(あきひと)容疑者(38)。女児は無事に保護されたが、30キロ以上も距離の離れた場所に住む2人の接点が「オンラインゲーム」だったことが大きな波紋を広げている。

「女児は2日午後2時頃、母親に『友達と遊びに行く』と話して外出した。横浜の自宅近くの公園で友達と遊んだ後、午後4時頃に女児の自宅近くの路上で大竹容疑者に『一緒にゲームをやろう』と車に乗せられ誘拐された。女児は親のスマートフォンでオンラインゲームをよくしていた。大竹容疑者とはオンラインゲームを通じて知り合い、ゲームの通話機能を使用して女児と連絡を取っていたようだ」(警察関係者)

送検のため横浜・青葉署を出る大竹晃史容疑者 ©共同通信社

 警察は防犯カメラから大竹容疑者の自宅を特定。9月5日午前3時半頃、自宅から車で出かけようとした大竹容疑者を逮捕した。大竹容疑者は取り調べに「女児が帰りたがっていたので返すつもりだった」と話しているという。

 女児が保護された大竹容疑者の自宅は東京・葛飾区の閑静な住宅街にある。2階建ての自宅の窓は雨戸が締め切られ、玄関横には男性物の傘が並べて置かれていた。大竹容疑者は2010年から実家を離れ(父とは同じ年に死別)、この家で一人暮らしをしているが、近所との付き合いはほとんどなかった。

離れて暮らす実母が、初めて重い口を開いた

 多くの謎を残したままの誘拐事件。「文春オンライン」の取材に大竹容疑者と離れて暮らす実母が、初めて重い口を開いた。

——息子である晃史容疑者が逮捕されて、今の心境を聞かせてください。

「とんでもない事件を起こしているので、まずは被害に遭われた女の子には、申し訳ないの言葉では言い切れない気持ちです。ご家族や関係者にも不安や不幸を与えてしまって。これからも辛い気持ちにさせてしまうんだろうなと、申し訳ない、どうしたらいいのだろうかという、それだけです」

——事件についてどのように知ったのか。

「警察からの連絡です。(神奈川県警から?)はい。(電話で?)はい。警察は9月4日から自宅を張り込んでいたそうです。

 地域、社会のみなさんにも不安を与えてしまったし、申し訳ないとしか言えない。それ以上のことは言えないです。何を言っていいんだか……」

神奈川県警本部 ©時事通信社