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【漫画で見る】言葉に現れる、私たちの無意識の偏見

 
 
 
 

 少年という文字の表面からは、特段ジェンダーに関する情報は読み取れないような気がします。しかし、少年という言葉で通常表されるのは「男の子」。その反対に「女の子」を表す言葉としては少女という言葉が用いられます。

 少年と少女。この文章を書いている筆者の私は小さい頃に感じた、この2つの言葉への違和感を今もよく思い返します。

「なぜ、ニュートラルな表現で男の子が表されるのに対して、女の子は特別に“女”という情報を付け加えなければいけないのだろうか?」

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 このときからすでに、「社会では女性は男性の副次的な存在なのではないか」と薄々感じ取っていたのです。