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《眞子さまはどう“尊重”されるのか?》紀子さま「54歳誕生日文書」の真意をベテラン記者が分析

《眞子さまはどう“尊重”されるのか?》紀子さま「54歳誕生日文書」の真意をベテラン記者が分析

2020/09/11

genre : ニュース, 社会

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借金問題が全て時効となっても……

 別の宮内庁関係者が語る。

「仮に眞子さまが女性宮家の当主となるとしても、議論を尽くして法改正に漕ぎ着けるには相当な時間がかかることから、実現するのはだいぶ先の話です。来年の10月で30歳になられる眞子さまは、そんなに結婚を先延ばしにされるつもりもないはずです。小室さんの母・佳代さんの元婚約者が支払った小室さん母子の生活費や学費は『借金ではなく贈与』という小室さんの主張を、眞子さまは信じて疑っていない以上、借金問題について眞子さまは一切、対処されるつもりはないはずです。

悠仁さま、秋篠宮、紀子さま(8月6日、全国高等学校総合文化祭総合開会式をインターネットのライブ配信でご覧に) 宮内庁提供

 借金問題が全て時効となっても、小室さん母子の元婚約者への『不義理』を問題視する国民世論に“時効”はありません。ということは、秋篠宮ご夫妻が考える国民から祝福される結婚が実現困難である状況は変わらないのです。秋篠宮ご夫妻と眞子さまの意見対立は、いつまでも平行線をたどるのではないでしょうか。

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 そうなってくると、皇室典範第11条の『年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基(もとづ)き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる』という条文により、眞子さまが結婚実現のため自らの意思で皇籍を離れられるということも現実味を帯びてくるかもしれません」

 紀子さまが誕生日の文書回答に綴られた、ご結婚延期問題について「(眞子さまと)意見が違ったりすること」は、果たして解消される日が来るのだろうか。意見の相違は、眞子さまが折れるか、紀子さまが折れるかでしか解消されないのだとしたら、不幸なことと言わざるを得ないだろう。

2006年、母娘でお出ましになった「少年の主張全国大会」©JMPA
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