現在、TBSで放送中の日曜劇場『半沢直樹』。2013年に放送された前作では、最終回で視聴率42.2%を記録すると、決めゼリフの「倍返し」は『2013 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)の大賞を受賞するなど、社会現象にもなりました。

 7年ぶりの放送となった今作でも勢いは衰えず、初回の視聴率は22.0%(関東)を記録。また、新型コロナの影響で撮影が間に合わず、9月6日(日)は『生放送!!半沢直樹の恩返し』と題して主演の堺雅人や香川照之らが出演。名シーンの裏話や視聴者からの質問に答える場面では、本編とは打って変わった和気あいあいとした雰囲気が視聴者のハートをつかみ、初回を超える22.2%(関東)の視聴率を記録しました。

番組公式HPより

こうした人気を受けて、「週刊文春」では「半沢直樹 好きなキャラ、嫌いなキャラ アンケート」と題して、アンケートを実施。290人の投票が寄せられました。

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 まずは嫌いな部門の上位5人から!(4位が同点で2人いました)

4位 中野渡謙(北大路欣也)

 半沢の働く東京中央銀行の頭取を務める中野渡。派閥の多い銀行内をまとめ上げるために腐心する一方、半沢に出向を命じたり、肝心なところでの優柔不断さが垣間見えたりと煮え切らない様子に苛立ちを募らせる視聴者も多いようです。

北大路欣也 ©共同通信社

「一見、部下たちに理解を示し大岡裁きで場をまとめているように見えるがいつも後手後手な気がする。トップの人間なら様々な問題が明るみに出る前に対処するべきだと思う」(30歳)

「現時点での言動は、原作と多少の差が出ている。端的には、合併銀行の悲哀と責任が映し出されていない。『嫌い』の理由は、目前にしている部下の悪質・意図的な不正を見逃し、追及せず、の姿勢が繰り返されていること。これは、リーダーシップ不在の愚かな頭取であり、普通なら部下に見放されていくものだ。まあ、次回(第8回)で裏の理由が顕わになるのだろうが、現時点までなら、中間管理職でしかない半沢任せのお粗末なトップ」(45歳)

「欣也さんは好きですし、重厚感ある演技は本当にうまい。しかし、はっきりしてよ! わかってんの? この演技には本当にイライラで思うつぼです」(64歳)

「頭取なんだからもうちょっとしっかりしてほしい。悪いやつをそのまま放置しすぎ」(32歳)

「行内融和を第一に考えている東京中央銀行の頭取であり、派閥意識が強い行内の状況に頭を抱えています。半沢のバンカーとしての才能を高く評価しているものの、前作で半沢の出向を決定した張本人です。そのため、続編でも予期せぬ裏切りがあるのではないかと、彼の動向に注目せずにはいられません」(60歳)