4位 白井亜希子(江口のりこ)
帝国航空再建のため、私的諮問機関タスクフォースを創設し、トップダウンで半沢ら銀行に債権放棄を迫る国交大臣・白井亜希子。立場としては2009年のJAL再建にあたった当時の国交相である前原誠司・衆議院議員がモデルだが、キャスター出身の女性政治家ということで小池百合子・東京都知事や蓮舫・参議院議員がモデルなのではとも言われています。
「小池女史を連想させるキャラクター。こんな自分ファーストの政治家が、公的融資と称し公金を使って、企業、雇用、従業員の家庭、連なる中小企業をぶち壊す、こんな政治家を国会に送っている有権者に対する強烈なメッセージではないかと思っています」(70歳)
また、今回の出演をきっかけにブレイクを果たした江口の演技力の高さが、白井を嫌いになってしまう理由にもなっているようで、
「江口のりこさんの演技があまりにも上手で、いやな悪役としての政治家を見事に演じている」(66歳)
「江口のりこさんは大好きな女優さんなのですが、このキャラは権力を利用して、なんで政治家になったのかを忘れているキャラとして描かれています。半沢花(上戸彩)が『キャスター時代は好きだったのになあ』というセリフから、権力を手にしたときに変わってしまう人間の哀しさも感じます。N国の立花孝志が、『国家議員という椅子は、こんな僕でも先生、先生と持ち上げられたら、偉くなったような気がする』と言っていたのを思い出しました」(59歳)
「政治家としてこの国に命を捧げているといいながら、その実、我が身の栄達や欲得を優先させるいかにも小物っぽい言動や行動がいけ好かない。江口のり子の演技がそれをうまく表現している」(61歳)
3位 半沢花(上戸彩)
キャラの濃い面々が多い中、作品に癒しをもたらしている半沢の妻・花。好きなキャラで4位にランクインするなど献身的に支える良妻のように見えますが、激務の夫を支える専業主婦の姿は時代にそぐわないという意見もあり、彼女の役どころに関しては賛否両論でした。
「結婚したら、いつまでもかわいいを売りに生きてはいけません。半沢さんは、仕事を家庭に持ち込まず、家には可愛い妻がいれば、癒されるの? んな訳ありませんから。このキャラ嫌いです」(65歳)
「銀行員の奥さんというのを抽象化した感じ。毒にも薬にもならないように思う」(37歳)
「妻の在りようが時代錯誤で、リアリティがありません」(74歳)
「原作には全く出番がないはずなのに毎回出てくるのが鬱陶しい」(50歳)