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2位 黒崎駿一(片岡愛之助)

 あるときは国税局統括官、またあるときは金融庁検査官として半沢の前に立ちはだかってきた黒崎。今作では「証券取引等監視委員会事務局証券検査課統括検査官の黒崎です! 異動したわよ」と再び立ちはだかった。

 ネチネチと半沢を追い込む姿は、視聴者にも反感を買ったようで……。

片岡愛之助 ©文藝春秋

「嫌いだけど『直樹~!』という言い方が面白いので登場すると目が離せません」(58歳)

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「歌舞伎は好きで時々見に行き、らぶりんは大好きなんですが、今シリーズの黒崎はさすがにやり過ぎかと……。あんな上司がいたら、かなり怖い。今の時代、股間をつかむとか、パワハラもいいとこ。ゲイなのか、ストレートなのか(マリッジリングをはめているとネットで話題ですが)不明なところもモヤモヤします」(56歳)

「こんなやついるわけないと思うほどいやらしい話し方をする」(65歳)

「国家権力を笠に着て、おかま言葉で半沢に対して嫌みタラタラのキャラは、虫唾が走る。半沢に黒崎がやられるシーンが最もすっきりする」(61歳)

1位 大和田暁(香川照之)

 半沢シリーズ最大の悪役が堂々の1位に。半沢と同じ東京中央銀行で働いているにもかかわらず、出世や地位のために半沢を妨害し、登場するたびに名言と“顔芸”で、視聴者にインパクトを残してきました。

香川照之 ©文藝春秋

「自分の保身と出世しか頭になく、風見鶏で損得勘定でしか人を見ないところ。会議でも何かと喚きたて、独壇場で自分が舞台の主役とでも言わんばかりのうるささ。狡猾な卑怯者なので」(47歳)

「絶対的な敵役だったのに、こんなに愛嬌をかもしだすようになってしまって、ずるい!」(51歳)

「憎たらしい役をこなすにはもってこいの人物像を描いていると思う。名役者!」(66歳)

「恩返しと言いながら半沢には協力的じゃなく何を考えているか分からない。自分の出世は考えているようで、半沢のことを陥れようと思っている」(61歳)

「とにかく憎たらしい名言がいっぱいです!!」(31歳)

「香川さんは大好きな役者ですが、この役はちょっときつ過ぎますね。香川さんの才能全開ですね。敵役である本キャラクターは嫌いですが、香川さんははまり役過ぎて困りますね」(67歳)

「鵺のように得体のしれない凄さ」(74歳)