――ファースト・アルバム『SOUL LADY』で、お気に入りの曲を挙げるとすると?
YUKIKA 3曲あげていいですか?「Yesterday」という曲は、作曲家さんが90年代の宇多田ヒカルさんや安室奈美恵さんをイメージして作ったとおっしゃっていて。私も90年代生まれなので、上手く歌えそうなジャンルとして挑戦しました。
「陰り-SHADE-」という曲は、シティポップよりも韓国の昔の流行歌に近くて好きですね。
あと「抱きしめて-pit-a-pet-」は、私が“ナム”という犬を飼っていて、ナム目線で私を見た時の歌詞なんですね。最初に聴いたとき、その歌詞に泣きました。
韓国と日本、事務所や仕事環境の違いは
――韓国での芸能活動について、日本のご家族はどんな反応をされていますか?
YUKIKA 特に母や姉はK-POPや韓国ドラマがすごく好きなので、喜んで応援してくれています。私は末っ子なので本当は寂しいと思うんですが、ソウルと(実家の)東京って近いよねって話しています。何度かソウルへ来てくれたこともありました。
――事務所や仕事環境は、韓国と日本で違いはありますか?
YUKIKA 日本では俳優や声優の事務所で、今の韓国の事務所は音楽系の会社なので比較しにくいですが、自分の経験だけでいうと、日本のほうが厳しかったです。家族的で親身になってくれるんですが、当時私は子供だったので、少し怖かったり。
韓国に来てからのほうが、事務所の方とのコミュニケーションが増えましたね。特に今の事務所は“一緒に作っていく”という感覚があります。
――最近はK-POP界で活躍する日本人も増えましたが、韓国芸能界で仲の良い日本人はいますか?
YUKIKA 直接連絡をしているのは、NATURE(ネイチャー)というグループのハルちゃんだけです。聞いた話では、K-POPの「日本人会」みたいなのがあるらしいんですが、私の周りにはまったくいないんですよ。私がグループで活動していないからかもしれませんが。
――今後新型コロナの流行が落ち着いたら、どんなことをしたいですか?
YUKIKA 今まで日本と韓国でしかイベントをしたことがなかったので、もっと海外にも出てみたいです。ブラジルとフィリピンで反応が良いって聞いたので早く行きたいですし、アメリカ、ベトナム、タイ等もぜひ行ってみたいですね。
――将来の夢や計画があれば、教えてください。
YUKIKA 韓国で歌手になって4年目、ソロデビューして1年少々ですが、名前は知らなくても曲は知っているというくらい代表曲ができたらと思っています。韓国を基盤にアーティストとして頑張っていきたいです。
K-POPの長所って、海外ツアーによく出ることだと思うんです。そうしたワールド活動の一環として、日本でもライブやお仕事をできればと思っています!