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「あえて言えば、シティポップだけどK-POP」韓国発・27歳日本人歌手が世界で注目の理由

「あえて言えば、シティポップだけどK-POP」韓国発・27歳日本人歌手が世界で注目の理由

韓国発シティポップ歌手・YUKIKAインタビュー

2020/09/23
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ダンスや歌はまったくやったことがなかった

――ドラマ出演と並行して、出演者によるK-POPグループ“Real Girls Project”としてのアイドル活動も始まりましたが、アーティスト活動はまったくの初めてですよね?

YUKIKA はい、日本でダンスや歌はまったくやったことがなく、練習生などをしていたわけでも無いので、最初の頃は大変でした。

ドラマ『アイドルマスター.KR』から派生した、Real Girls Projectのデビュー曲「Dream」

 

――韓国カルチャーに興味を持ったのは、いつごろですか?

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YUKIKA 本格的には、コスメが最初ですね。高校の修学旅行が韓国で、学校から3万円だけお小遣いで持たせてくれて。それでもレートが良かったので大量に買えたんです。ただ、買ってきたのはいいものの、説明が読めなくて、韓国語を読もうと興味を持ち始めました。

――では特に、憧れのK-POPアーティストがいたわけではなかったと。

YUKIKA そうですね。中高生の頃、少女時代やKARAは周りも好きなので聴いていましたが、流行っているK-POPを聴くという感覚でした。

 

――いま韓国に住んで何年経ちますか? 

YUKIKA 2016年の10月に住み始めたので、この秋で5年目です。『アイドルマスター.KR』のときは、メンバーの何人かとマネージャーと一緒に寮生活をしていました。韓国国内でのグループ活動が終わったころに、一人暮らしを始めました。

――『アイドルマスター.KR』は期間限定プロジェクトだったとのことで、その後はどんな活動を想像していましたか? 

YUKIKA 最初の計画では、ドラマの撮影が終わったら日本へ帰るだろうなと思っていました。当時韓国で活動している日本人はあまり多くなかったので、正直、良い経験になるだろうという思いだけで来ていたので。

 でも、ドラマが終わってからもプロジェクトのアイドル活動が続き、その後も色々と機会をいただいたことで、もっと韓国で挑戦したいなという思いが出てきましたね。