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メンバーと連絡をとっていたのに…山口達也“飲酒逮捕”で「TOKIO再結成」のシナリオはぶち壊された

メンバーと連絡をとっていたのに…山口達也“飲酒逮捕”で「TOKIO再結成」のシナリオはぶち壊された

周囲は“山口合流”に向けて動きはじめていた

2020/09/23
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なぜ山口の過去映像が流れ始めたのか?

「そもそも懇談の場で記者が山口の名前を出して質問をしたり、それをそのまま記事化できること自体、ジャニーズ事務所が山口の復帰に向けて準備を始めていた証拠だと言えます。ジャニーズ事務所は、気に入らないメディアは取材の場から完全に締め出しますし、取材中もやたらとNG事項が多い。そこで事務所が『山口達也の名前は出すな』と言えば、番記者はそれに従うのです。

 しかし、7月の段階では、事務所は山口について言及することをメディアに禁じなかった。それどころか、メンバーが“山口合流”の可能性について語った内容も『書いてOK』だったのです」(同ワイドショーデスク)

 ここでいう「ジャニーズ事務所」とは、現体制で代表取締役社長を務める藤島ジュリー景子氏と同義であろう。私も長年ジャニーズの取材を続けてきたが、その経験から言っても、ジュリー氏がもっともかわいがっているグループは、間違いなくTOKIOだ。SMAPや嵐と並び、ここまでジャニーズ事務所を支えてきた最大の功労者であり、目に入れても痛くないほどかわいがってきたTOKIOの再結成に向けて、ジュリー氏も様々なシナリオを描いてきたことが、ここからも窺える。

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2018年、謝罪会見での山口容疑者 ©文藝春秋

 また、最近になって『ザ!鉄腕!DASH!!』などの番組において、山口容疑者の過去映像の使用をジャニーズ事務所が許可しはじめたことも、将来の“TOKIO再結成”に向けた布石だと見られていた。

「酒のいらない生活をしています」と語っていたが……

 そうしたメンバーや事務所の切実な思いは、山口容疑者にも伝わっていたはずだ。それなのに、さらなる不祥事によって、彼は多くの人たちの期待を裏切ることになってしまった。

 昨年、『女性セブン』の直撃取材に対し、山口容疑者は「今は酒のいらない生活をしています」と答えていた。だが今回、朝の9時半に酒気帯び運転で逮捕されたところを見ると、その言葉は偽りだったと断じざるを得ない。

 山口容疑者は2016年に、8年間連れ添った女性と離婚。元妻と2人の子供は、現在ハワイで生活をしている。実はこの4連休の直前、すなわち9月の中旬は、元妻と次男の誕生日が相次ぐタイミングでもあった。