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大事なことは顔を合わせて
ただし妻に何かして欲しいことがある時や大事な用件は、必ず顔を合わせた時に直接、伝えましょう。当たり前のことのようですが、ついつい、メールやLINEで伝えてしまいがちです。「忘れてしまうかもしれないから、いまメールで」ということもあると思いますが、その時は家に帰ってから改めて、
「昼間にメールしたこと、悪いけどお願い出来るかな」
と伝えましょう。妻たちのこんな不満をよく聞きます。
「大事なことも全部メールで送ってくるんです。この間も『今度の土曜、ゴルフになったから』とだけ送ってきたのです。土曜日は子どもを連れてキャンプに行く予定で、準備もしてあったのに。そんなメールの一言で済ませて欲しくないです」
「『急な出張が入ったから、準備しといて』と送られても、何をどのくらい準備するのか、どこに行くのかとかきちんと教えて欲しいです」
急いでいる時は仕方がないかもしれませんが、帰ってから「急でごめん」「悪いな」の一言は忘れずに。妻は、頼まれた内容に怒っているわけではありません。一方的にメールを送ってくるだけだと、自分が雑に扱われている感じを抱くのです。
関係の悪い親子や夫婦は、家の中でもメールやLINEでしかやり取りしませんが、それはさらに関係を悪化させます。人間のコミュニケーションの7割は「非言語的コミュニケーション」だと言われるように、伝えるときの身振りや表情が大事なのです。