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第4回“アピール力だけに頼る人”批判

 さらに第4回。自己PRが苦手という質問に対して菅氏は《‟アピール力”はあくまでも付随的なもの》と答えている。

《自分の「型」を持つ人は、少なくともアピール力だけに頼る人などより、はるかに信頼され、活躍の場を与えられることになると思います。》

 ああ、これは小池百合子批判ですね。

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 そうとしか読めない。

「アピール力はあくまで付随的なもの」という助言はこの人を意識していた……? @文藝春秋

 だってこれは「7月3日号」で発売日は6月12日。まさに東京都知事選が間近であり、小池氏のコロナ対策で国と都がやりあっていた頃である。菅氏と小池氏がぶつかっていた。菅さん、ここでストレス発散してませんか。なんと生々しい人生相談コーナーなんだろうか。

第6回「官房長官としての7年半にわたる経験から言えば……」

 第6回は今に通じる内容であった。

 働き方改革が社内に浸透しないという相談に「業務効率化をまず検討しよう」と回答。

《官房長官としての7年半にわたる経験から言えば、個々の官僚は皆、とても優秀ですが、具体的な政策を進める場面になると、いわゆる「省益」に囚われ、「縦割り行政」の壁に阻まれて政策の実行が円滑に進まないケースが多々あります。》

安倍晋三元首相 @JMPA

 この7月31日号(7月10日発売)はもうどこか余裕が見えていた。総裁選立候補を宣言しているかのようだった。