午後9時半、主演舞台のその日の公演を終え、劇場を出た山本は1人、早足でタクシーに乗り込むと、歌舞伎町のラブホテルへと向かった。ラブホテル前で合流したのは、21日に密会した3人のうちの1人、C子さんだ。2人は笑顔でホテルへ入っていった。
山本を直撃すると…
滞在時間は約80分。ホテルを出た山本はすぐにC子さんと別れた。取材班はホテル街を1人歩く山本を直撃した。
——文春オンラインです。今一緒にホテルから出てこられたのは彼女ですか?
「……すいません、何とも言えません」
——アイリストのA子さんが彼女?
「それも何とも言えない。ごめんなさいね」
立ち止まって、やや余裕をもって丁寧に受け答えしていた山本だが、次の質問を取材班がぶつけると、途端に動揺した様子になった。
——ところで山本さん、闇スロットに通っていませんか?
「通ってないです」
——「K」という歌舞伎町の○○のそばのビルに入っている店です。他の階にはホストクラブが入っているビル。行ったことないですか?
「知らないです」
——では「P」という店には?
「知らないです」
——スロットはお好きですね。
「はい、好きです」
——闇スロットは? インターホンがあるところに行ったことは?
「知らないです」
そう言うと、あとは「ごめんなさい」とぺこりと頭を少し下げただけで、足早に歌舞伎町の雑踏の中へと去っていった。
ジャニーズは《本日をもって、専属契約を解除しました》
山本が所属するジャニーズ事務所に質問状を送ったところ、10月2日の午前中に以下のような回答が書面で届いた。
《山本に対し事実確認を行ったところ、過去複数回、スロット店にて賭博行為を行ったとの報告を受けました。かかる行為は当社との専属契約に違反するものですので、当社は本日をもって、同人との専属契約を解除しました。
(山本の女性関係についての質問について)タレントのプライバシーに関する内容ですので、回答は差し控えさせていただきます》
だが、専属契約を解除したからといって問題が終わるわけではないだろう。確かに山本は法に触れる行為に及んだが、そんな山本を、社会的な善悪の判断力を持たない12歳の時から預かって、30歳の現在まで育成してきたのは他ならぬジャニーズ事務所である。
違法な闇スロットに通うことが社会人としてあるまじき行為であるということを、なぜこれまで周囲の大人たちは教育しなかったのか。約20年間、アイドルとして蝶よ花よと甘やかすばかりだったのならば、ジャニーズ事務所は山本の更生について今後どう責任を取るというのか。若き少年を預かる芸能プロダクションとして、ジャニーズの管理責任が問われるべきだろう。
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10月2日(金)21時から放送の「文春オンラインTV」では、担当記者が本件について詳しく解説する。
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