シンガーの野宮真貴さん、モデルの松本孝美さん、タレントの渡辺満里奈さん。以前から交流のある各5歳違いのトリオが集まり「大人女史会」を開催。閉経のこと、更年期のこと、夫のこと、気の置けない仲だからこそ、正直に、ざっくばらんに語り合いました。

左から野宮真貴さん、渡辺満里奈さん、松本孝美さん

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字がすごく雑になって、老眼に気がついた

渡辺 最近、睡眠がすごく浅くなったなってよく思うんです。私はいつも寝るのが早くて、昨日も夜10時に寝て、朝6時に起きた。8時間だから、寝てるといえば寝てるんです。でも、途中で起きてしまうこともしばしばで。ぐっすり眠れてないなあと思うんです。

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野宮 私が体の変化というか、老化現象そのものを感じたのは、小さい字が見えなくなったときかな。40代後半ぐらい。40代ってまだ無理もきくし、精神的にも若いつもりでいたから結構ショックだった。シワやシミは認めたくない! って感じでメイクでなんとかカバーしていたけれど、小さい字が見えなくなったときは、老化を認めざるを得なかった。しかも、「老眼」って、ねえ(笑)。

松本 老いた眼。

野宮 更年期の始まりも同じぐらいの時期だったのね、私は。それで、ただ老いていくのはイヤだなって。「ざけんなよ、自分!」って、ロック魂がむくむく湧き上がってきて。

発売中の『週刊文春WOMAN 2020 秋号』に掲載

松本・渡辺 かっこいい!

野宮 「せっかく老眼になったんだから」と前向きに考えるようにしたんです。おしゃれに楽しもうって。それで、JINSさんと一緒に「老眼鏡」ではなく「リーディンググラス」を作って。年齢を重ねたからこそ使える眼鏡なのよって。

松本 私の場合、老眼に気がついたきっかけは、自分の字がすごく雑になったこと。距離感がわからなくて、丁寧に書けなくなってたんですよね。

野宮 満里奈ちゃんはまだ眼鏡は必要ではない?

渡辺 全然老眼です(笑)。でも、具体的には、更年期の症状はこれといってまだないんです。感じていないだけかもしれないけど。