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相次ぐ事務所退所「いよいよ、そういう時代になってきた」

——松竹芸能を退所されて、個人事務所を起ち上げてから約7年経ちます。いろいろと大変なこともあったと思いますが、いつ頃から軌道に乗り始めたと感じますか?

森田 今も軌道に乗ったと思ってないですよ。軌道に乗ったっていうのは、ゴールデンで番組MCやってる時でしょ。そう考えたら、まだがむしゃらにやっている感じです。

 ただターニングポイントとして、2018年秋に賞レースを卒業した時ぐらいから仕事が増えたなって感じはしますね。捨てるものがあれば、得るものもあるのかも知れません。単独ライブにより力を入れるようにもなった。テレビのような4~5分の縛りを気にしたりせず、自分たちが一番面白いと思う尺でコントをやるって感じです。

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「さらば青春の光」の森田哲矢 ©文藝春秋

——昨年は吉本興業の闇営業問題で、芸能事務所と芸人の関係が話題となり、今年も芸人に限らずタレントの事務所退所が相次いでいます。お二人は早くから大手事務所を独立されていますが、この状況をどう思われますか?

森田 いよいよ、そういう時代になってきたんかなっていう感じはしますね。いまは、オスカー(プロモーション)さんから出ていった人が、なんかのタイミングでうちの事務所に入ってくれへんかなって。「剛力(彩芽)さんとか、けぇへんかなぁ……」って思いながら指くわえて見てます(笑)。

東ブクロ くりぃむ(しちゅー)さんとか爆笑(問題)さんとか、お笑いで個人事務所をやっていた人はおったけど、しばらくいなかった。僕らにとっては、「コイツら個人事務所や」ってイジられるのは、よかったんかなとは思います。だから、そこの枠は置いといて欲しい。次々と退所されちゃうと、僕らの印象が薄くなりますから(笑)。