言葉で伝わりづらいのは「ニュアンス」だから
そもそもファッションを言葉で伝えるのはとても難しいことです。
ファッションにまつわる用語は曖昧な言葉だらけです。明確な線引きがないことが多く、古くは雑誌や、今もSNSなどで新しいファッションのフレーズが次々と生まれています。
ファッション界では、世代が変わって名前が変わることもあります。例えば「タンクトップ」と「ランニングシャツ」の違いは?と聞かれても、「昔はランニングシャツって呼んでて、今はタンクトップって呼ぶ。いつからだったかな」となり、結果「違いはない」ということも多いのではないでしょうか。
「ランニング」と呼ぶより「タンクトップ」の方がお洒落な気がする。つまりカッコいいフレーズであることが大事で、流行りのフレーズは、時代を象った「ニュアンス」をまとったものなのです。
外来語が由来でカタカナ語が多く、フレーズを聞いただけでは意味がわからない。でも、スラスラ言えたらカッコいいし、「ニュアンス」が共有できる人同士では話が早い。なんだかビジネス用語にも似ていますが、前者は曖昧な表現になりやすく、後者の方は言葉の定義がはっきりしている印象です。
でも、プロ目線の言葉を使う必要は全くありません。最新トレンドワードを知らなければオーダーが通らない、なんてことはありません。その時思いついた言葉で、伝えてみましょう。
ヘアセットの時のオーダーのコツ
結婚式などに出席する際のヘアセット、女性は経験をお持ちの方も多いと思います。会場の兼ね合いで、初めて訪れる地域の美容室に予約することもあるかと思います。
お祝いムードで写真もいっぱい撮るのだから、できれば失敗したくない。出席する時間に間に合わせなければならないので、出来るだけ的確にオーダーしたいところです。挙式から出席するのか、二次会なのか。ドレスはどんなデザインか、ヘアアクセサリーはどんなものがあるか。
おすすめしたいのは、ヘアアクセサリーの使いたい候補を多めに持っていくことです。ヘアアクセサリーによってセットの仕方が大きく変化するので、大きめのバックル、小さめの飾りのピンなど、バリエーションがある方がいいです。どう使うかは美容師さんに委ねられるため、これは使いたい、という優先順位も伝えましょう。
ちなみに美容室の探し方ですが、結婚式場が近い美容室にはヘアセットに慣れている美容師さんが多いので、「式場に近い美容室」を探すのがオススメです。