1ページ目から読む
2/4ページ目

写真は複数枚用意するとうまくいく

 イメージが一番伝わるのは写真です。雑誌の切り抜きを用意した昔とは違って、今はスマホひとつに無限に残しておくことができます。

写真は1枚だけではなく、複数枚見せるとうまくいきます

 余裕があれば1枚だけではなく、複数枚用意しておきましょう。お客様が同じヘアスタイルの写真だと思って用意していても、プロ目線では別のヘアスタイルに見えていることがよくあります。横から見た写真、後ろから見た写真など、多角的に用意するのもオススメです。

「この写真もこの写真も、微妙に違うんだよなー」。それでもいいです。美容師はそれらのヘアスタイルの、どこを気に入っているのかを探っています。何枚も用意しておくと、自分では気付いていない、プロ目線の共通点を見つけ出してくれるはずです。

ADVERTISEMENT

ヘアカタログは「映える」ものが多い

 また、ヘアカタログやスマホでヘアスタイルの写真を見せることに「私はこんなに美人じゃないから、結局別物で上手くいかない」「そんな、無い物ねだりでおこがましい」と抵抗感を感じる方も多いようです。

 ですが、美容師はヘアスタイルの写真を見るとき、写真の「顔」ではなく「髪」を見ています。そのお客様にフィットするかどうかを、イメージして照らし合わせているので、臆することなく美容師さんに伝えてしまいましょう。

 因みにSNSやネットで探しても、自分の求めるベストなヘアスタイルが見つからない場合は、求めているヘアスタイルが「今風」ではないからかもしれません。

 特にSNSでは最新トレンドの写真や動画が次々アップされていく為、そうでないものは中々見つけられません。画像検索に特化したアプリPinterestでは、共感されやすい画像がピックアップされるため、お洒落なんだけど、同じような画像が多くなりがちです。

 SNSは「映え」る写真にするために、お洒落感が強めの、派手な印象にしています。「今風」に見えない、気張らないナチュラル系や普通すぎるヘアスタイルは「映え」にくく、ヘアスタイルとして可愛くても、写真上では共感されにくいのです。