コロナ禍の中、例年とは違う日常が続くスポーツ界。とはいえ、少しずつだが各競技でも試合やイベントが復活してきている。
今月26日にはプロ野球のドラフト会議も行われる。今日12日はそのプロ志望届の〆切日で、今年も多くの球児たちがプロへの狭き門への挑戦を表明している。
そしてそんな中で巷間、話題となるのが野手の「50m走」のタイムだ。
高校球児が陸上競技の日本記録を上回る記録を連発している“珍事”に対し、中京大学の眞鍋芳明准教授は正確なタイムと、野球界をはじめとする球技で行われている手動測定との差を調べる実験を行った(※実験実施時は国際武道大学准教授)。
そしてその結果は、なんと0.87秒。
少なくとも50mという距離では、やはりトップクラス同士では陸上選手の方が圧倒的に速いことが証明された格好となった。では、なぜ野球選手は「50m走が異常に速い」というイメージを持たれるようになったのだろうか?