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和田さんが絵付けした陶器たち
リビングに飾られた花器。花屋で買い、和田さんが絵付けをしたものだそう。表紙では、「小坊主弟切」という、夏に黄色い花を咲かせ、秋に赤い実をつける植物が生けられた。
表紙のモチーフはトイレにも
トイレにも表紙のモチーフが。棚に並べられた香水たちは、表紙とまったく同じ位置のまま、現在も飾られている。タイトルになった〈香水〉は、ドルチェ&ガッバーナの方ではなく、中西圭三氏の楽曲より。
家にあるもの以外にも、編集者のお土産や、友人である黒柳徹子さんの私物など、和田さんはあらゆるものを表紙に描いてきた。
毎週、毎週モチーフを探して40年。和田さんのあたたかな眼差しは、どんなものも“主役”になることを教えてくれる。