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「背骨が折れるまでやっといて、指導なんていうレベルやない」
「部員といっても2人とも1年生で、1人はまだ仮入部でした。柔道は受け身も十分に取れない全くの初心者。それを『練習』『指導』と言って、ひたすら絞め続けたのです。2人の生徒は今も学校に通えない日があるそうですが、子供たちの覚えた恐怖がどれほどだったかを考えると言葉もありません」(学校関係者)
一方の上野容疑者は、逮捕前の学校の聴き取りに「指導のつもりだったが感情的になり、体罰になってしまった」と説明。警察の取り調べには「寝技はかけたが、殴っていない。(生徒が失神したので)意識を戻させるために、ビンタしただけ」と供述しているという。
兵庫県警幹部が呆れる。
「殴ったかどうかなんてどうでもええ。背骨が折れるまでやっといて、指導なんていうレベルやない。武道をたしなむ大人が初心者の子供に技をかけ続けること自体が暴力や。けがで済んだが、次は殺してしまってもおかしくない。生徒から被害届が出たのは10月10日と11日。すぐに逮捕したんは、それくらいの危険性があると判断したからや」