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カラオケ参加のA子さんは「可愛らしかった」

 数年前、河合と「カラオケ飲み会」をした経験のあるA子さんが河合の魅力をこう語る。

五反田の街を歩く河合 ©文藝春秋 撮影・細田忠

「友達に呼ばれ、渋谷のバーに行ったら、河合くんと後輩のジャニーズJr.の方が数人いらっしゃいました。そこでの支払いは河合くんの奢りで、2軒目に行ったカラオケ店のVIPルームでも河合くんは大盤振る舞いでした。カラオケではA.B.C-Zの曲をかけて、彼が歌い、後輩のJr.の子が踊りながら、『河合くん、かっこいいッスね!』ってヨイショしていて、河合くんはとても満足気でした。

 夜中の3時くらいに、翌日が収録ということで先に河合くんだけが帰ったのですが、後輩に自分のカードを渡して、10万円の会計を支払ってくれた。そういう姿はきっぷがよくて昔ながらの“芸能界の先輩”って感じ。ただ、若いのにどこかオジサンくさくって、そこもなんか可愛らしかったかも(笑)」

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 先輩に可愛がられ、後輩に慕われる河合郁人32歳。河合は自身のポジションを“ジャニーズの中間管理職”と呼んでいる。

宮迫博之がプロデュースする店で“神対応”

 さて、話を冒頭の10月8日夜、雨の五反田ガード下に戻そう。ひとりで送迎車を降りた河合は傘もささずに、一目散にある店へと入っていった。そこは、飲食店街にある何の変哲もない庶民的な「たこやきバー」だったのだ。

たこやきバーの後はしめのラーメンを食べた河合 Ⓒ文藝春秋 撮影・細田忠

 誰かと待ち合わせをする様子もなく、ひとり「立ち飲み」カウンターに佇み、グラスを片手に酒をあおる河合。ときおり店員と談笑したり、アイコス(加熱式タバコ)を吸いに喫煙所へと移動する姿は、しっかりと五反田の街に溶け込んでいた。とてもリラックスしているように見える。馴染みの店だったようだ。

 河合が喫煙ブースでスマホをいじっていた時、ある女性客が彼の存在に気付き、握手を求めると、気さくに応じる“神対応”を見せる一幕もあった。

加熱式タバコで一服する河合 Ⓒ文藝春秋 撮影・細尾直人

 後日わかったことだが、河合がこの日“ひとり酒”を楽しんだ店は、宮迫博之(50)がプロデユースする店だった。スタッフには業界関係者もおり、義理堅い河合はオープン以来、時折1人で顔を見せるという。

 自称「ジャニーズの中間管理職」の32歳。売れっ子になってきた河合だが、この夜は先輩にも後輩にも気を遣わず、誰のものまねもしない、“ひとり酒”で心を癒したい気分だったのかも知れない。