天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(18)は10月24日、コロナで全面オンライン授業となっていた学習院大学に入学以来初めて登校され、そのご様子がメディアで報じられた。
そんな愛子さまのお姿をひときわ喜んだのが、元スピードスケート日本代表の長久保初枝さんだ。長久保さんは怪我でリンクを離れるまで、愛子さまにスケートを指導してきた。天皇家とのご縁が深い長久保さんに、スケートを通して見た愛子さまの素顔について聞いた。
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「愛子さま、お綺麗になられましたね。もう雅子さまより(身長が)大きくなられたのではないかしら」
そう目を細める長久保初枝さん。4歳から小学校低学年まで、愛子さまにスケートを教えてきた人物だ。
3月には、久しぶりに愛子さまとお会いする予定だった。愛子さまがスケートを練習することになっていたからだ。
結局、新型コロナウイルス感染症予防のため練習会は中止となってしまったが、「愛子さまは、高校生活最後の思い出にスケートをしたいと思ってくださったのでしょう。スケートを滑りたいと思うお気持ちがあるのを知り、大変嬉しかったです」と、長久保さんは笑顔で話す。
オリンピック2大会出場を果たし、日本スケート界の草分け的存在でもある長久保さんは、現役引退後も指導者として多くの子どもたちや指導者を育ててきた。また、約半世紀にわたり、夫の文雄さん(元オリンピック選手)とともに、天皇陛下と秋篠宮さまにもスケートを指導してきた。
愛子さまのスケーティングに見えるDNA
長久保さんは、愛子さまのスケーティングに、天皇陛下と似た部分を感じたという。
「私は天皇陛下が小学校4年生の時からスケートをお教えしてまいりました。陛下は本当に真面目で、模範的な生徒でした。愛子さまの真っすぐ伸びやかなスケーティングは、陛下に似ているところがあります。
雅子さまのお小さい頃は存じ上げませんが、愛子さまの何事にも一生懸命やるという性格は、陛下だけでなく、雅子さまからも受け継がれておられるように感じました」