誰も想像できないような展開が好き
藤井 タイムリープもの自体は珍しい訳ではないですけど、YouTuberが日常を撮ってる感じで、そこ(タイムリープ)に入っていくのは導入として素晴らしいなと。
淳 ほんと緻密に。
藤井 “なんとなく”で撮ってる瞬間はたぶん無いと思います。YouTubeでちゃんとこのぐらいのクオリティのコンテンツが出るんだっていうことに、僕はビックリした。もうメディアがどこっていうのは、あんまり関係なくて、コンテンツそれぞれの時代なんだなって思いました。
淳 俺も(藤井くんの)番組に呼ばれて行くと、ドキドキしてんのはそういう事なんだ。「タレント名鑑」の番組でも、急にドラマになってきましたよね。誰も想像できないような次の展開にしていくのが好きなんだもんね? たとえ、上層部に怒られても。
藤井 別に怒られてはないですけど、めちゃめちゃ数字は下がってましたけどね。
淳 ハハハハハ。
――「クイズ☆タレント名鑑」で藤井健太郎が手掛けた企画が「GO!ピロミ殺人事件」だ。
タレント名鑑の定番コーナー「モノマネ芸人いる?いない?クイズ」で必ず最後に指名されるモノマネ芸人“GO!ピロミ”。その登場シーンで幕が上がると、そこには床につっぷして倒れている男の姿が…。
出演者たちはざわつき、スタッフが収録を一時中断。ただならぬ雰囲気と緊張感のなか、画面には突然「GO!ピロミ殺人事件」のタイトルが。するとなぜか枡田絵理奈アナウンサーが探偵役となり事件を解決する、謎のドラマが始まる。
藤井 前半は、モノマネ芸人がいるか?、いないか?っていうクイズで、GO!ピロミっていう人がオチ的な要因だったんだけど、必ず最後に出てくる所で倒れて死んでるんですよ。
淳 クイズ解答者にも全く言ってないからね。男性が急に死んでるし「え? 何が起きたの?」みたいな。
藤井 知ってるのはスタッフとMC淳さん、そして枡田アナだけだったんで、パネラーたちはほんとにビックリしてましたね。急にドラマが始まったら「おー、なんだなんだー」って、目が離せなくなると僕は思ってたんですけど……。まあ数字は下がってしまいましたね。
淳 テレビの枠を急に超えられたら、ついて来れない人もいるのは(仕方ない)ね。