泥沼不倫がスクープされる

 そんな初共演から、3年後の1999年2月5日。この日発売の写真週刊誌『FRIDAY』(1999年2月19日号)は「独占スクープ告白」の見出しとともに、次のような記事をカラー3ページに渡って掲載した。

 6年間連れ添った糟糠の妻と子を棄ててTERU(GLAY)が大貫亜美(PUFFY)との泥沼不倫と離婚を語った。

 12月上旬のある日。午後9時過ぎ、都内港区にある瀟洒なマンションの地下駐車場から一台のフルスモークの車が現れた。『GLAY』のボーカリスト・TERU(27)の愛車である。約10分後、マンション裏手の細い路地に入ると、突如、寺の駐車場の中で車を停めた。その直後、1台のタクシーがやってきて停車。降りたのはニット帽を被った女性手には何やら大きなショルダーバッグとテレビ朝日のロゴの入った紙袋を提げている。その後、車は一方通行の道を逆走して、マンションの地下駐車場へと消えていった。

 なお、交際に至った経緯についてだが、交際が始まったのは1998年の春頃で、別居を始めたのとほぼ同時という。気になるそのきっかけとなった理由について、別の週刊誌はこう書く。

 2人の出会いは、4年前、’98年の春。音楽番組で頻繁に顔を合わせ、意気投合。その後、付き合いが始まったという。(『女性自身』2002年5月21日号)

 音楽番組で頻繁に顔を合わせたとあるが、1998年の春に、GLAYとPUFFYが共演したテレビ番組は、5月27日放送の『パパパパPUFFY』(テレビ朝日系)のみ。おそらく、この番組での共演が契機となって交際が始まったのは間違いないだろう。

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 毎週水曜日23時15分からの30分番組で、ゲストを迎えて外を出歩いたり、ゲームで競い合ったりという二部構成。PUFFYにとって初の冠番組である(のちに45分番組となる)。

 ちなみに、この5月27日放送分の主な内容は次の通りである。

 香港を訪れた大貫亜美と吉村由美が、地元のテレビドラマ進出を狙う。中国の時代劇「穆桂英」に出演したい2人はプロデューサーと直接交渉。相手が2人のことを知っており、交渉はスムーズに進む。また、スタジオにはGLAYが登場。メンバー内でモデルガンがはやっているという彼らとPUFFYが射的対決を。(『ザテレビジョン』1998年5月29日号)

「射的対決」で意気投合したTERUと亜美はそのまま交際に発展。妻子持ちのTERUは、通い同棲のような生活に突入するのだ。