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 秋篠宮さまは会見の中で、『私自身はやはり約30年間、秋篠宮という一つの独立した宮家が続いており、それに対しては非常に愛着を持っています』とも述べられています。婚約に当たる納采の儀ができないということはつまり、その愛着ある秋篠宮家と小室家が親戚付き合いすることは、国民の合意がなければできないという意味にも受け取れるのです。

小室圭さんと眞子さま ©共同通信社

 眞子さまと小室さんの結婚は法律上の権利だから、駆け落ち同然に結婚したとしても容認はするが、秋篠宮家は小室家との親戚としての交流・交際はできないという意志表示というわけです。要するに秋篠宮さまご自身は、ご結婚に反対であることに何ら変わりがないのです」(同前)

お二人の現在の「距離」を表す1枚の写真

 今回、誕生日に当たって宮内庁が公表した秋篠宮家の家族写真の中に、眞子さまと秋篠宮さまが並ばれて写ったものがある。この写真のお二人の“距離感”に、やはり拭いきれない意見の食い違いのようなものが表れているようにも見える。

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秋篠宮さまの誕生日にあわせて発表されたご家族の写真。眞子さまと秋篠宮さまの“距離”が気に掛かる 宮内庁提供

3つ目の宿題は「対応が見える形になること」

「ただ、秋篠宮さまは2018年の誕生日会見で『多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況』になるために、小室家に『相応の対応をするべき』だと述べられていましたが、その点について、今回の記者会見で少し気になる発言もされています。秋篠宮さまは相応の対応について『対応を全くしていないかと言えばそんなことはないと思います。(中略)いろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております』と述べられたのです。

 詳しいことは分かりませんが、眞子さまと秋篠宮さまが話し合いを持つ中で、小室家が何らかのアプローチを元婚約者側にしている事実が判明したと示唆しているようにも感じました。秋篠宮さまは会見で『長女の結婚について反対する人もいますし、賛成する人もいますし、全く関心の無い人もいるでしょう』とも語られています。

秋篠宮は2018年の会見で、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちはいわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」と発言 ©JMPA

 仮に反対意見があっても、相応の対応をしていることを国民に見える形で示して、少しでも多くの人に納得してもらえれば、婚約を認めてもいいと助け船を出されたのかもしれません。2018年の会見の『相応の対応』、2019年の『何らかの発表』に続く、3つ目の宿題といえます。何だかんだおっしゃっても、親心だなと思いました」(同前)