――有田さん、すごいですね。
薄 有田さん、すごい。私気づきもしなかった。確かに変なこと言ってるのに、なんで何事もなかったように普通にコント入ってるんだって。とんでもないこと言ってるのに(笑)。
ほんと私たちにとって『有田ジェネレーション』に出られたのはすごく大きかったんですよ。初めてのレギュラーだったんですけど、すごい無理難題言われるんで。ほんとにサボれないというか。あの番組はすっごい脳みそ使います。でも有田さんとしゃべれるし、有田さんの他の番組でも呼んでくれたりするんで。デカいですね、ほんとに。
「自分から負けてるよ、それは」有田さんのアドバイス
――有田さんのアドバイスで、他に印象に残っているものはありますか。
薄 打ち上げとかではそんなにしゃべれないんですよね。でも、安部が一回めちゃくちゃ怒られたことありました。『有ジェネ』でラップバトルみたいなのがあるんですけど、その時に安部が「なんだその髪型。変だな」って攻撃されたんですよ。安部の髪がちょっと長い時期に。それで安部が「金属バットの友保さんにあこがれてやってるんだよ」みたいなことを言ったんです。
その打ち上げで「っていうことは、金属バットよりお前らは下って自分で言ってることになるからな」って。「ちゃんと対等で戦わないといけないのに、自分で負けてるよ、それは」みたいなことを有田さんに言われて。
――野球部の監督みたいだ……。
薄 そう。1時間ぐらい怒られて(笑)。
――安部さん、それは響いた感じはありました?
薄 響いてました。でも、有田さんがトイレ行った瞬間、めっちゃビール頼んでたんで(笑)。
――「今のうちに頼んどこう」(笑)。
薄 今のうちに(笑)。でもさすがの安部も怒られてる時は我慢してましたし、反省はしていました。すぐ髪切ってたし。
――有田さんってテレビではそういう部分、後輩たちへの献身的な部分は絶対出さないじゃないですか。
薄 そうですね。どこにそんな時間あるのかっていうぐらいテレビ番組全部見てるんです、有田さん。だから、『有ジェネ』は違う番組でオンエアされちゃったネタはやれないんですよね。有田さんが知ってるとがっかりしちゃうと思って。