1ページ目から読む
3/3ページ目

死体遺棄現場付近に住む住民の証言

 冒頭の住民は、佐藤容疑者の親族とみられる“別荘の所有者”も見かけたことがあるという。

「ご年配の白髪頭の男性がよく庭の手入れをしていて、挨拶したこともあります。車は白い乗用車で、埼玉か大宮のナンバーだった記憶があります」

捜査から1日経った今も規制線は張られたまま ©文藝春秋
富塚沙織さんが住んでいた豊島区南長崎のアパート ©文藝春秋

 富塚さんはこの閑静な別荘地の地中深くから、服を着ていない状態で発見された。富塚さんの知人が肩を落として生前の富塚さんの様子を明かす。

ADVERTISEMENT

富塚沙織さん(Facebookより)

「沙織ちゃんは、内気で控えめだったけど打ち解けると笑顔でよく喋る素直な女性でした。ファッションも、可愛らしくフリフリな洋服をよく着ていて、女性というよりは“女の子”という若々しい印象がありました。

 沙織ちゃんの、おっとりしているけど少し早口になりながらニコニコ話す姿が今でも目に浮かびます。本当に残念です」

 社会部記者が語る。

「佐藤容疑者は、自身の会員制SNSのプロフィールで『那須には0歳の時から毎年行っている』、『2019年にも友人と那須を訪れている』と明かしています。つまり容疑者が現場周辺に土地勘があったのは確実です」

 警察は、近く殺人容疑でも佐藤容疑者を逮捕する方針だ。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。