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お手当は1万円に…パパ活女子が語る、40代既婚男性と1回6万円「関係あり」デートに起きた“劇的な変化”

パパ活当事者それぞれの変容 #1

2020/12/18

source : 文藝春秋 digital

genre : ニュース, 社会, ライフスタイル

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優子さんが独身男性を警戒する理由

「ご家庭がある方が安心です。逆に独身の方だと、奥さんにバレたらどうしようという心配がないから度を超えてくるのではないかと警戒しています」

 優子さん自身は独身だ。1年前に取材した際には、パパ活だけでなく、婚活にも前向きに励んでいた。ではなぜ、自身と同じ独身男性を「警戒」するのか。

©iStock.com

 優子さんは今年、3人の独身男性からオファーを受けて会った。結婚を視野に入れて本気になっていいかと尋ねてくる男性もいた。しかし、彼女の答えはNOだった。

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「パパ活と婚活では完全に違います。私が名前を変えて活動しているのは、自分とは違う人間だと分けるためです。デートクラブで会う方の見ている私は自分自身ではないと割り切ってきたので、そのルールを外れるのは違うなと思ったんです」

「男性に依存せず一人でも生きていけるように」

 優子さんはこの半年ほど、本名での婚活も「お休み」していた。本業の正社員登用試験があったからだ。そして晴れて正社員になることが決まった。

 彼女がもともとパパ活に踏み出したのは、契約社員としての契約期間が2021年で切れるという不安からだった。司法書士を目指していた際の学生ローンが同年まで残っていることも影響していた。

 正社員になっても給料はあまり変わらずですが、と謙遜する優子さんの声は明るい。

「コロナ禍で転職事情も厳しくなっていましたし、男性に依存せず一人でも生きていけるように、自分の土台をちゃんとしなければいけないと考えていたので嬉しいです」

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 自立心の強い優子さんにとって、婚活や結婚は経済的安定を得るものではないという思いも、パパ活との違いなのだろう。

 もうパパ活を続ける動機はなくなったのではないですか。そう尋ねると、優子さんはフフと笑って言った。

「今は私もこの活動を楽しんでいるんです。先日お会いした方のお話も一冊の本になるのではないかと思うほどでした。やめ時は難しいですが、自分が結婚する時か、オファーが半年ほど来なかった時でしょうか」

お手当は1万円に…パパ活女子が語る、40代既婚男性と1回6万円「関係あり」デートに起きた“劇的な変化”

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