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2回戦のアインシュタインは自由そうに見えた
誤解しないで欲しいのだが、アインシュタインの漫才が歪だというわけではない。彼らの漫才は無理を感じさせないからこそ、あれだけウケるのだ。まさにプロの技である。容姿をイジっていても、ぼる塾のように笑えて仕方ない女性芸人もいる。容姿イジリは簡単なようで、じつはとても高度なテクニックと、それをやってもほっこりさせられる天性の愛嬌のようなものが必要なのだと思う。
それにしても、真相はどうだったのだろう。本当はもう一本、脱ブサイクネタを持っていたが、直前で確実にウケを取れる得意ネタに変更したのだろうか。あるいは、むしろ、ブサイクネタを温存していたということなのだろうか。
来年、アインシュタインは、どんなネタでM-1に臨むのだろうか。あのスタイルを貫くのか、壊すのか。
彼らは本当に楽しそうに漫才をする。加えて、2回戦のアインシュタインは、これは錯覚かもしれないが、自由そうに見えた。