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小6息子を父親が刃物で殺害…大島てるが語る「歪んだ家庭教育が生んだ“壮絶な事故物件”」

小6息子を父親が刃物で殺害…大島てるが語る「歪んだ家庭教育が生んだ“壮絶な事故物件”」

事故物件サイト運営人が振り返る“2020年の重大事件” #1

2021/01/11
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これまでにない変化が起きつつある

 もちろん、同じ社会の中で、罪を償った人といかに共生していくか、彼らの社会復帰をどう促していくのかというのは重要な課題です。ただその一方で、「犯罪者の素顔がわからないまま日々が過ぎていく」という、これまでにない変化が目の前で起きつつあるのも事実です。

 裁判で考えられる影響としては他にも、マスクをしていると声がこもって聞き取りづらくなるため、「そもそも被告人が何を話しているのか」「どんな声をしているのか」がわかりづらくなるという点も重要です。ソーシャルディスタンスを保つために傍聴席の数が減らされ、その一方で公判をネット中継するといった対策も講じられていない現状では、マスク姿の被告人を目にする人自体も減っています。

©iStock.com

 これが10年後、20年後の「怖い話」に繋がらないことを祈るばかりです。

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 ここまで、事故物件を軸に昨年を振り返ってきました。次は今年、引っ越しシーンなどで役立つ……かもしれない「おとり広告と事故物件のカラクリ」について、最新の情報をお話ししましょう。

後編に続く

小6息子を父親が刃物で殺害…大島てるが語る「歪んだ家庭教育が生んだ“壮絶な事故物件”」

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