「自分でやっていく自信がないので(笑)」
——ギャルモデルだった「鈴木奈々」は、どうしてバラエティー番組で売れたと思いますか?
鈴木 私、あんまり売れたとか思ってないですけど、スタッフさんに求められた以上にやりたくなっちゃう性格なんですよね。収録が終わったときに「奈々ちゃん、今日もありがとう。すごくよかった」ってスタッフさんがかけてくれる言葉がうれしくて。
でも本当に、なんであんなに番組に呼ばれたんですかね。運が良かったなぁとは思うんですけど、理由はあんまりわかってないかもしれません(笑)。
——ファッションモデルからギャルタレントに転身して、「おバカ女王」時代は収入も上がりましたか?
鈴木 18歳から23歳まではフリーで活動していて、今の事務所(TWIN PLANET ENTERTAINMENT)に入れてもらってからグンっと上がりました。フリーのときは自分で交渉するんですけど、私は「いくらにしてください」とか交渉がうまくできないので、事務所に入って本当によかったです。
ぶっちゃけると、うちは私と事務所で5:5です。最近、事務所を辞めてフリーになる方も多いじゃないですか。でも私は絶対に辞めません。自分でやっていく自信がないので(笑)。両親と話しても「あなたの力だけじゃなくて、マネージャーさんや社員さんたちがいてだからね。感謝の気持ちがないと仕事なくなるよ」っていつも言われてます。
「鈴木奈々の背中が見える」
——周りの人に助けられてきた感覚があるのですね。そういえば、2020年にブレイクしたフワちゃん(27)が、「前例をみないことをやっていきたいのに、すごい鈴木奈々の背中が見える」と話していたことがあります(「マツコ会議」11月7日放送・日本テレビ系)。道を切り拓いてきたという感覚はありますか?
鈴木 フワちゃん、すごい活躍ですよね。水森かおりさんのプレゼンターとして紅白歌合戦にも出場するって聞いたんですけど、私も2012年に水森かおりさんの曲紹介をさせてもらって、お揃いなんですよ。この偶然、スゴくないですか。フワちゃんとは2年くらい前に尼神インターさんのお笑いライブでお話ししたことがあって、その後に「今日の舞台でもっと好きになりました。今日の写真は宝物にします」ってメールが届いたんですよ。「謙虚だ!」って思いました(笑)。