文春オンライン

元祖“おバカ女王”鈴木奈々(32)が芸能界で一番怒られたTGCランウェイの「体張りすぎ事件」

「いつか、もう一度ランウェイを歩くのが夢です」#2

note

「私の拠点は旦那さん」

——東京のお仕事が多いと思うのですが、現在も茨城にお住まいだと聞きました。何か理由はあるんですか?

鈴木 出身地だから愛着もありますし、茨城に旦那さんの会社があって、私の拠点は旦那さんだからです。電車で移動することが多いんですけど、常磐線って終電が早いので収録が終わったらすぐに帰らないといけないんですよ。実は都内に住んでるんじゃないかと疑われて週刊誌の人に尾行されたことがあるんですけど、記事には「鈴木奈々は本当に常磐線に乗って帰って行った」って書いてありました(笑)。

©️文藝春秋

——ギャルというイメージと違って、そこは堅実なのが興味深いです。

ADVERTISEMENT

鈴木 芸能界っていつどうなるかわからないので、家も賃貸マンションです。旦那とは、仕事がなくなったら生活を切り詰めればいいよねって話をしますし。でもずっと夢だった「両親に家をプレゼントする」のは25歳のときに実現できました。高校を退学になった後も通信高校に入れてもらい、モデルやタレントの仕事も私がやりたいことを応援してくれて、両親には本当に感謝してるんです。

©️文藝春秋

逆プロポーズ、からの……

——ますます堅実です(笑)。結婚も25歳だった2014年ですから早めですよね。そのタイミングで結婚を決めた理由はあるんですか?

鈴木 旦那さんは中学の同級生で、20歳のときに成人式で再会して付き合い始めました。仕事で終電がなくなった時、茨城から都内まで迎えに来てくれたこともあります。3年くらい付き合って、私から逆プロポーズしたんですよ。そしたら「俺のタイミングで改めてプロポーズさせてほしい」って言われて、その1年後にプロポーズしてくれました。

©️文藝春秋

 今は生活費も折半で、旦那さんが家賃と光熱費を払ってくれて食費は私です。ケンカもしないし、怒ったところを見たこともない、私にはもったいない人です。結婚して7年目、2人の時間も楽しんだので、そろそろ子供が欲しいねっていう話をすることもあります。いつか太陽のように前向きな、私の母親のようなママになりたいなって思ってます。