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嵐、NiziU、鬼滅の刃…だけじゃない! 2020年の紅白は“必見ポイント”がありすぎて大変だ

2020/12/30
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LiSA、星野源……今年を代表する曲が続々

 さて、紅白は「その年話題になった曲」を一挙に聴ける、時代を映す鏡であることは言わずもがな。今年空前のヒットを飛ばしたLiSAの「鬼滅の刃メドレー」、そして自粛期間、多くの人が様々なシチュエーションで歌い踊り演奏しまくった星野源の「うちで踊ろう」は代表的な2曲といえるだろう。

 さらに今年は「家で待機」が増え、閉鎖的になりがちな気分をドラマに救われた。そこでドラマ主題歌部門として、まさかのオッサンブームを巻き起こした「私の家政夫ナギサさん」の主題歌「裸の心」を歌うあいみょん、佐藤健と上白石萌音のイチャイチャに萌えた「恋はつづくよどこまでも」の主題歌「I LOVE...」を歌うOfficial髭男dismも楽しみだ。

LiSA ©getty
星野源 ©文藝春秋

 また、歴代朝ドラで一番大変な環境を強いられたであろう「エール」もキャストの出演が決まった。古関メドレーで気持ちを奮い立たせたい。

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NiziUとBABYMETALにも期待!

 2020年の時代の顔といえば、NiziU。体調不良で活動を休止していたミイヒが復帰という嬉しいニュースもプラス。12月25日放送の「ミュージックステーション ウルトラ SUPER LIVE2020」では最高の笑顔とウィンクを見せてくれたので、紅白も期待大。しかし、体調不良でマヤがリハーサルを欠席。9人揃ってのパフォーマンスは見たいが、体が一番大事だ。

 そして、私が猛烈に期待しているのがBABYMETAL。動画を見たが、巫女のような歌声と、可愛さと激しさが同居したパフォーマンスに驚いた。大画面で聴いたら鳥肌が立つのではなかろうか。紅白のステージで何か不思議な力を召喚してくれそうな気さえする。

BABYMETAL  ©getty

 これまでも、紅白で出会えた曲がある。一昨年の米津玄師、昨年のKing Gnuに感じた「ありがとう! 出演してくれて本当にありがとう! 今まで聴かなかった私のバカ!」という悔しさを、今年もぜひ味わいたい。

「誰か知らないけどうまいなあ」。そんな風にいつのまにか前のめりで聴き入る。これは最高に尊い現象だと思うのである。それを体験できるのも近年の紅白の楽しみである。