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「紅白の裏で250億円」“嵐ロスビジネス”が稼ぎ出した3000億円の内訳と“活動再開の布石”とは?

2021/01/01
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 CMでもかなり稼いだようだ。2020年のタレントCMランキングでは1位の櫻井が19社、2位の相葉が17社、3位の松本が16社、4位の大野が14社、5位の二宮が13社と、嵐のメンバーが上位を独占した。

嵐のCM出演料はグループなら1億5000万円

「嵐のCM出演料はグループなら1億5000万円、メンバー1人なら5000万円と言われていました。2020年9月から活動休止までの3カ月間は、嵐と賛同企業13社によるプロジェクト『HELLO NEW DREAM.PROJECT』も動いていましたから、これだけでも莫大な出演料が動いているはずです」(経済誌記者)

Twitterより

「夢を見ることを応援する」という企画で、賛同企業には日本郵便、日清オイリオ、JCB、LION、アサヒビールなど嵐のメンバーがCM出演している一流企業が名を連ねていた。

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「お得意様企業に対して『今後もよろしくね』という意味がこもったプロジェクトでもありましたね(笑)。ジャニーズとしては、大野には働かなくてもいいから引退という形は避けて欲しいと思っているでしょう。そうすれば活動を休止した後も、大きなイベントや25周年などの時に再集結しやすいですから」(ワイドショー関係者)

嵐に代わる新たな“金のなる木”とは

 そして、嵐は活動休止後の布石もしっかり打っている。

「嵐のファンクラブは活動休止後も残すと発表されました。年会費4000円で300万人が残ればそれだけで120億円を稼ぎ出します。これを維持するためには、時折は嵐としての存在感を示す必要がある。1年延期された東京五輪のNHKスペシャルサポーターもこのまま担うことになりそうですし、そうなれば引退説が濃厚な大野は別として、残りの4人だけでも五輪の開会式に顔を揃えることがあるかも知れません。

©文藝春秋

 メンバーも、本当は少しリフレッシュしたいはずですが、活動休止が引退のイメージでとらえられないためにも活動していく必要があります。嵐が動けば膨大な金が動きますから」(前出・女性誌編集者)

 この2年間を走り切った嵐は見事に“嵐ロス”ビジネスを完遂した。だが、彼らが再集合の号令をかけられることなく穏やかな日々を過ごすためには、ジャニーズ事務所で嵐に代わる新たな“金のなる木”の出現が待たれる。

 今後、プロデューサーとしても活動していく松本は、滝沢秀明副社長とともに「嵐を超えるグループ」を生みだせるか。アフター嵐の2021年以降はそこに注目だろう。

「紅白の裏で250億円」“嵐ロスビジネス”が稼ぎ出した3000億円の内訳と“活動再開の布石”とは?

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