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即席で開催されていたDJイベント

 例年に比べると人出は減っていたものの、決して“静かな年越し”とはならなかった。ハチ公像から少し離れた場所に陣取り、持参したレーザー投光器で街を照らす人。

レーザーで街を華やかに彩ろうとする男性  ©文藝春秋

 そして、ハチ公像前では即席のブースから大音量でダンスチューンをかけ続けるDJの周りに人が集っていた。

ハチ公前をダンスフロアに変えようとする男性 ©文藝春秋

 24時が近づくにつれ、年越しの瞬間を盛り上げようとする熱気が高まり続け、ハチ公前は祭のような雰囲気と化していた。

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交通整理の声があちこちから聞こえてくる ©文藝春秋

 至るところに警察は配置されていたものの、大音量で繰り広げられる騒ぎに注意の声をかける様子は皆無。「交差点内に立ち止まっている方! 前の方に続いてゆっくりお進みください」という声かけとともに、交通整理に専従していた。

 これらの写真を見てもわかるとおり、決して静かな年越しになったとはいえない。