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遅咲きのSMAPで特に“微妙”だった草彅

「草彅の結婚がおめでたいということに加え、元SMAPらみんながかつての仲間を祝福したことが、ファンにとってはかなり“胸アツ”な出来事になりました。改めてSMAPの偉大さを思い出しましたよね。

 昨年いっぱいで活動を休止した嵐はデビュー21周年でしたが、トップに立ったのはここ10年。SMAPは1988年に結成して、1991年にデビュー。90年代、00年代、10年代と30年近くトップとして活躍して来ました。今回の草彅の結婚と元SMAPらの反応も、幅広い世代のファンが温かい目で見守っていた」(テレビ局関係者)

 日本の芸能史上に輝くSMAP。解散後もその存在感は大きいが、彼らはすぐにトップスターになったというわけではない。

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「1988年に結成されたSMAPですが、デビューは1991年9月の『Can't  Stop!! -LOVING-』。その後もヒット曲に恵まれず、ヒットチャート1位を獲得したのは1994年3月発売の『Hey Hey おおきに毎度あり』。12枚目のシングルです。トップアイドルの座を極めたのは1996年、森且行が脱退した後に発売した『青いイナズマ』と『SHAKE』が大ヒットしてからです」(音楽関係者)

香取慎吾公式インスタグラムより

 ジャニーズ事務所のアイドルグループは、ファーストシングルがヒットチャート1位を取ることが当たり前だった。しかしSMAPはなかなかトップを勝ち取れず、悶々とした日々を過ごしたことだろう。そんななか、特に“微妙”だったのが草彅だ。

バラエティー班で“不思議ちゃん”のイメージしかなかった

「しばらく燻っていたとはいえ、SMAPにはタイプ違いのイケメンが揃っていた。特にデビュー時から木村拓哉と稲垣吾郎には主演級でドラマ出演の声が掛かり、『ドラマ班』と呼ばれ二枚目担当でした。その他のメンバーはみんなひっくるめて『バラエティー班』でどちらかというと三枚目。ただ中居も香取も森も、明るい性格や目を引く華やかなビジュアルで目立っていました。

©AFLO

 一方、塩顔で穏やかなタイプの草彅はバラエティー班のなかでも一番印象が薄かった。レギュラー番組『夢がMORI MORI』(フジテレビ系)でキャラクター『黄松』になりきって、無言でカレーライスを食べまくる“不思議ちゃん”のイメージしかありませんでした」(前出・テレビ局関係者)

 1994年に「家なき子」(日本テレビ系)で、KinKi Kids堂本光一(42)のボクシング部の邪悪な先輩役としてドラマ初出演を果たした際も、「SMAPバラエティー班がドラマ出演」と報じられるなど完全に色モノ扱いだった。