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Q6.一方で、経済を回すことを重視すると、現役世代が外からウイルスを家庭に持ち込む「家庭内感染」のリスクは避けられないのでは?

  家庭内感染に関しては、そのリスクをアナウンスしたうえで個々人の判断に任せるべきだと思います。高齢者が絶対に感染したくないからもう同居もやめたいということであればやめればいいですし、同居はするけど外食を諦めるなどして、なるべく感染リスクは減らしたいということであれば、そうすればいいのです。そして、コロナ禍でも音楽を聴きに行ったり、孫と会ったりして自由に生きたいと思えば、自由に生きればいい。これは我々が生きる意味というものに関わっている。コロナ禍によっていかに生きるかを支配されるべきではありません。マスクとソーシャルディスタンスは気を付けて生活したらいいと思いますが、それでも生活スタイルを選ぶことはできる。

撮影/石川啓次 Ⓒ文藝春秋

「日常を淡々と過ごしていることが大事」

  いずれにせよ、そこは刑罰を科すところではなく、個々人の自己決定権を尊重すべきだと思います。働く世代からすれば、こちらも生きていかないといけない。仮に同居する親に「一切外に出るな」と言われても、「でも、私も働かないと生きていけない」と言うしかない。それは個々人の家庭の問題なので、そこに法律が立ち入らなくていいと思います。

©️iStock

 コロナ禍によって今、私たち自身の生き方が試されています。私もInstagramで写真を上げると叩かれたりしますが、なぜ発信するかといえば、「日常を淡々と過ごしている」ことが大事だと思っているからです。日ごろから感染しないように気を付けるなどということは当たり前です。コロナ禍によって、必要以上に、精神まで萎縮しないこと。人にとやかく言われないことよりも大事なことがあります。どうやって「日常」を守っていくか。これは政府や地方自治体に任せるべき問題ではないのです。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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