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 導入される“22歳定年制”では、2023年3月31日の時点で22歳以上のすべてのジャニーズJr.が活動終了となるわけではなく「上記適用開始日に22才以上のメンバーが所属するグループ及び一部の個人につきましては、すでにジャニーズJr.としての活動継続について弊社と合意させていただいております」との記載もあります。

 つまり、事務所との合意が成立すれば、22歳以降もジャニーズJr.として活動できるということです。とはいえ立ち位置はよりシビアなものになるのでしょうし、活動継続か退所かという判断をするうえでも、デビューまでの道筋は具体的に見えている方が納得感が高まると思います。

 同時に、ひとりの男性としての人生、結婚や子供の存在とどう向き合うか、そのときファンに対してどんな態度を示すべきか? ということも考える必要があります。ジャニーズとして生きるなら、恋愛も、結婚も、子供を持つことも、自分の思いどおりにはいかない場合があるからです。

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二宮和也 ©文藝春秋

「Eternalなんだよ結局は」

 先日、二宮和也さん(37)のお子さんが春に生まれる予定だという報道が出たタイミングで、元ジャニーズの赤西仁さん(36)が「だから結果ファンと仁とのEternalなんだよ結局は。」とツイートして話題になりました。

 これは赤西さんが黒木メイサさん(32)との結婚を発表した時に「2ちゃんねる」に投稿された文章が元ネタになっていますが(説明すると長いので検索してください)、私はこのツイートを、「プライベートで何があろうと、アイドルとファンの絆は揺るがない」というスタンスを示した美的な最適解ととらえました。そしてまた、父となる方へのエールなのかもしれません。

二宮和也にあてた(?)赤西仁のツイート

 アイドルとして精進することと、プライベートを含めた人生設計を同時進行で考えていく必要があるのです。

「眩い世界なので、自分を見失いがちなんですよね……続けられている方々はちゃんと自分を持っていたからこそだと思うので、尊敬しております!」

2020年末で活動を休止した嵐 ©文藝春秋

 前出の元ジャニーズJr.のAさんは、現在事務所に所属している人たちについてそう話してくれました。

 22歳をきっかけに、ジャニーズという“竜宮城”から現世へ帰るジャニーズJr.たちもこれから増えることでしょう。玉手箱を開けてもほがらかに笑い続けられることを、願ってやみません。