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耳の痛いことを言う奴には「見せない世界」をつくる

 ご自分が講演会で語った内容を報じられたら「捏造」と叫びまくる。これのどこが「ほんわかとした、癒やしのコミュニティー」なのだろう。

 己の発言のマズさを感じたのかもしれないが、それを他人のせいにしているだけ。さらにフォロワーに“犬笛”を吹いて「マスゴミ」批判の号令をかけているようにしか見えない。こういう人、アメリカのほうで4年間ぐらいいたなぁ。河野氏はトランプを参考にしているのだろうか。

河野氏はこの人を参考にしたのかも… ©文藝春秋

 それにしても批判者だけでなく論評者すら次々にブロックし、耳の痛いことを言う奴には「見せない世界」をつくり、こういう振る舞いをする。そしていよいよワクチン担当相である。

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河野氏の発信の「怖さ」の理由は…

 ワクチンの情報を少しでも知りたい人は河野氏の言動におかしさを感じても批判や指摘、感想をつぶやかなくなることも想定したほうがいい。ブロックされたくないために。

 河野氏の「発信」の仕方を考えると怖さしか感じないと冒頭で書いたのはそういうワケである。公私混同の度が過ぎる。

 裏を返せば、河野氏は自分のフォロワーになるメリットを感じさせるのに熱心だ。

 昨年5月、ブルーインパルス飛行があった。

©文藝春秋

『河野防衛相「#みてくれ太郎」でブルーインパルス写真呼びかけ 実況ツイートも』(デイリースポーツ5月29日)

 あのブルーインパルスは医療従事者への敬意と感謝だけではなく河野大臣のツイッターを盛り上げるためにも一役買っていたように私には思えた。さらに河野氏は「プロセスはどうでもいいだろうと思う」とも。その顛末について「文春オンライン」に書いてツイートしたら私もブロックされていた。