「今、ちょうどダイエットを頑張ってる時期だし、それでグラビアの仕事があったら、それに向けて頑張れると思うから、やりたいです!」

 このいかにも“売れていそうにないアイドル”感が全開の発言、実は約20年前の綾瀬はるかさんの言葉なんです。

 当時の彼女は新人アイドルとして売り出し中でした。2001年から2002年にかけて、『B.C.ビューティー・コロシアム』(フジテレビ系)のダイエット企画に挑戦しており、期日までに7kg痩せることができなければ芸能界を辞めて実家の広島に帰ることも宣言していたのです。

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『天国と地獄』、視聴率トップで独走中

 冒頭の言葉はダイエット企画の密着取材中に出たものですが、当時の彼女にとって水着グラビアが貴重な仕事だったことがうかがえます。

 さて、そんな綾瀬はるかさんが、いよいよ“視聴率女王”として天下を取らんとする勢いを見せています。

 現在放送中の主演ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)は、初回の視聴率が16.8%(ビデオリサーチ調べ/平均世帯視聴率/関東地区 以下同)、2回目の視聴率は14.7%という好記録を叩き出しており、1月スタートのドラマで首位を独走中。

 どうして綾瀬はるかさんは“視聴率女王”とも呼べるほど結果を出し続けられるのでしょうか。恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの筆者が考察していきます。

「ホリプロ三人娘」のなかでも一歩リード

 放送中の『天国と地獄~サイコな2人~』だけではなく、近年で彼女が主演した民放連続ドラマは、2017年の『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)が全話平均視聴率12.7%、2018年の『義母と娘のブルース』(TBS系)が全話平均視聴率14.2%と軒並みヒットしています。

 綾瀬はるかさんは深田恭子さん、石原さとみさんと並んで「ホリプロ三人娘」と呼ばれており、三者が比較されることもしばしば。けれど、深田恭子さんも石原さとみさんも何本もヒット作を持っている女優ですが、近年主演した民放連続ドラマでは、やや不調です。

 深田恭子さんは2019年の『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)の全話平均視聴率が8.5%、2020年の『ルパンの娘』(フジテレビ系/第2シリーズ)の全話平均視聴率が5.7%。

 

 石原さとみさんは2019年の『Heaven? ~ご苦楽レストラン~』(TBS系)の全話平均視聴率が8.7%、2020年の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系)の全平均視聴率が9.6%。